昨夜は久しぶりにバレエを観に行きました。
ベルリン国立バレエ団の「白鳥の湖」。
また「白鳥の湖」～？ と言われそう（笑） 実際夫にはそう言われました（笑）
しかし今回は特別な舞台。
同バレエ団で初めてソロダンサーとなり、ドイツ人バレリーナ最後のプリマドンナと言われる、ベアトリース・クノップさんの引退公演で、昨日が千秋楽でした。
すでにケットは完売だったそうですが、それでもなお劇場周辺はチケットを求めて立つ人の姿で溢れ返っていました。
そしてホールは熱気むんむん。
ひっきりなしに割れんばかりの拍手が起こり、霧の中から数十羽の白鳥が身体を起こした瞬間などは、あまりの美しさに聴衆のため息がホールに響くほど。
大変大変素晴らしい舞台でした。
（出典：https://www.facebook.com/StaatsballettBerlin/posts/10153871700411147）
久しぶりのバレエだったので、ケヴィンくんがソロダンサーになっていたのに驚きました。
また冒頭のジークフリート王子の親友ベンノと踊る女の子たち…ん？？
ひとりは菅野茉里奈さんでは？？
プログラムを買った割には読んじゃいない（汗）
なにせ、裸眼では近いところもそうであるし、遠いところにいる人の表情まで厳密に見て取ることができないお年頃。
けれどもあのエレガントな身のこなしは茉里奈さん以外の何者でもない！
確信！
と、信じて疑わずその優美な姿を愉しみ、休憩にプログラムを灯りにかざして（！）覗きこんで、ビンゴ～♪
茉里奈さんの立ち振る舞いは本当にエレガント。
数年前に観た「オネーギン」のオリガ役の姿は今でも脳裏によみがえる。
「 4羽の白鳥の踊り」も彼女が。
これはもう、すさまじいステップで ＼(◎o◎)／
終わった直後に拍手大喝采！！
さて、ベアトリース・クノップさんの最後の舞台。
抱えきれないほどの花束が贈られ、マラーホフの姿も！
（私の安直カメラ、手ぶれ補正をしてくれないイヂワルカメラ。なのでこんな写真しか撮れない。お赦しを～）
以下は、クノップさんが抱えきれないほどの花束をもらって、床に置いた直後の動画。
自身への拍手喝さいが響く中、主演の二人に敬意をはらうクノップさん。
できた人ですね～。
クノップさんの舞台、何度観たことか。
日本で未曾有の大震災が起きたとき、ベルリン国立バレエ団のみなさんはチャリティー公演を開いてくださいました。
そのときのクノップさんの現代舞踊が、ゾクゾクするほど美しかったこと、今も鮮やかに思い出されます。
美しい夢をありがとうございました。
